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格付け

格付け

各社の財務力を一目で分かりやすく示したのが「格付け」です。 ムーディーズや、スタンダード&プア―ズなどの世界的に有名な格付会社により専門的な調査に基づいて発表されたもので、「AAA」や「BB」などの格付記号で表されます。

 

●長期発行体格付け

  
AAA債務者がその金融債務を履行する能力は極めて高い。スタンダード&プアーズの最上位の発行体格付け。
AA債務者がその金融債務を履行する能力は非常に高く、最上位の格付け(「AAA」)との差は小さい。
A債務者がその金融責務を履行する能力は高いが、上位2つの格付けに比べ、事業環境や経済状況の悪化の影響をやや受けやすい。
BBB債務者がその金融債務を履行する能力は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。

「BB」、「B」、「CCC」、「CC」に格付けされた債務者は投機的要素が大きいとみなされる。この中で「BB」は投機的要素が最も小さく、「CC」は投機的要素が最も大きいことを示す。

これらの債務者は、ある程度の質と債権者保護の要素を備えている場合もあるが、その効果は、不確実性の高さや事業環境悪化に対する脆弱さに打ち消されてしまう可能性がある。

BB 債務者は短期的にはより低い格付けの債務者ほど脆弱ではないが、高い不確実性や事業環境、金融情勢、または経済状況の悪化に対する脆弱性を有しており、状況によってはその金融債務を期日通りに履行する能力が不十分となる可能性がある。
B債務者は現時点ではその金融債務を履行する能力を有しているが、「BB」に格付けされた債務者よりも脆弱である。事業環境、金融情勢、または経済状況が悪化した場合には、債務を履行する能力は意思が損なわれやすい。
CCC債務者は現時点で脆弱であり、その債務の履行は、良好な事業環境、金融情勢、および経済状況に依存している。
CC債務者は現時点で非常に脆弱である。不履行はまだ発生していないものの、不履行となるまでの期間にかかわりなく、スタンダード&プアーズが不履行は事実上確実と予想する場合に「CC」の格付けが用いられる。

●プラス記号(+)とマイナス記号(-)

「AA」から「CCC」までの格付けには、プラス記号またはマイナス記号が付されることがあり、それぞれ、各格付けカテゴリーの中での相対的な強さを表わす。

R財務上の問題が理由で規制当局の監督下に置かれている債務者に付与される。
規制当局の監督下にある間は、当局が特定の種類の債務について他の債務より支払いを優先させたり、ある債務を履行させて他の債務を履行させない権限を持つことがある。
SD、D 債権者の金融責務の少なくとも一部(格付けの有無を問わない。規制上の自己資本に分類される、あるいは契約条件に認められた形で不払いが生じているハイブリッド証券を除く)が履行されていないことを示す。
債権者は、当該債務の支払いが、猶予期間内か30暦日以内のいずれか早いほうに行われるとスタンダード&プアーズが判断する場合を除いて、債務不履行とみなされる。

「D」は、債務者が全面的に債務不履行に陥り、すべて、または実質的にすべての債務の支払いを期日通りに行わないとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。

「SD(Selective Default:選択的債務不履行)」は、債務者がある特定の債務または特定の種類の債務を選択して不履行としたものの、その他の債務については期日通りに支払いを継続するとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。
債務者が経営難に伴う債務交換(ディストレスト・エクスチェンジ)を実施した場合も、債務者の格付けは「D」あるいは「SD」に引き下げられる。
NR当該発行体が格付けされていないことを示す。

●短期発行体格付け

A-1 債務者がその金融債務を履行する能力は高い。スタンダード&プアーズの最上位の短期発行体格付け。債務履行能力が極めて高いとみなされる場合には、プラス記号(+)が付される。
A-2債務者がその金融債務を履行する能力は十分にあるが、最上位の格付けに比べると、事業環境や経済状況の悪化の影響をやや受けやすい。
A-3債務者がその金融債務を履行する能力は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。
B債務者は脆弱で投機的な要素が大きいとみなされる。現時点ではその金融債務を履行する能力を有しているが、高い不確実性を抱えており、状況によっては債務を履行する能力が不十分となる可能性がある。
C債務者が債務を履行せず、発行体格付けが「SD」または「D」に至る蓋然性が現時点で高く、その金融債務の履行は、良好な事業環境、金融情勢、および経済状況に依存している。
R 財務上の問題が理由で規制当局の監督下に置かれている債務者に付与される。規制当局の監督下にある間は、当局が特定の種類の債務について他の債務より支払いを優先させたり、ある債務を履行させて他の債務を履行させない権限を持つことがある。
SD、D 債務者の金融債務の少なくとも一部(格付けの有無を問わない。規制上の自己資本に分類される、あるいは契約条件に認められた形で不払いが生じているハイブリッド証券を除く)が期日に履行されていないことを示す。
債務者は、当該債務の支払いが、定められた猶予期間内に行われるとスタンダード&プアーズが判断する場合を除いて、債務不履行とみなされる。ただし、定められた猶予期間が5営業日を超える場合には、5営業日として扱う。

「D」は、債務者が全面的に債務不履行に陥り、すべて、または実質的にすべての債務の支払いを期日通り行わないとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。

「SD(Selective Default:選択的債務不履行)」は、債務者が、規制上の自己資本に分類されるハイブリッド証券を除き、ある特定の債務または特定の種類の債務を選択して不履行としたものの、その他の債務については期日通りに支払いを継続するとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。
債務者が経営難に伴う債務交換(ディストレスト・エクスチェンジ)を実施した場合も、債務者の格付けは「D」あるいは「SD」に引き下げられる。
N.R.当該発行体が格付けされていないことを示す。